新入社員と管理職

入社1年目が、管理職の人との関わりの中で学んだことを記録していく物語。

資本主義に生きる。とは

こんにちは、ビジネス偏差値を上げたいてんほう(天和、ペンネーム)です。

今は社会人1年目ですが、もう2022年ということで2年目を迎えようとしています。

1年目の今は運よく、かなりたくさんの管理職の方々にお世話になっており、学校じゃ学べないような多くのことをご教示いただく毎日なのですが、その教えをストックしておきたくブログを始めました。みなさんの参考になれば、この上なく嬉しいです。

 

さて、今日はそんな管理職の上司Mさんからのお話。

 

Mさんと、執行役員Yさんとの飲み会に行けなかった僕

その前に執行役員Yさんが登場します。Yさんは、ふとしたきっかけでなぜか話すようになった(この話も後日。。。)役員の方ですが、本の読み合いっこをしたり、ふと執務室でおしゃべりしたりする、仲良くさせていただいている上司です。

そんなYさんが、お世話になっているMさんと飲みに行くという情報を嗅ぎつけた僕。

「これは一緒にお供してさらに仲良くなれるチャンスだ。。。」

と思い、Yさんに

「来週金曜日にMさんと飲み行かれるみたいですね。Mさんとても面白い方なので、羨ましいです〜( ´ ▽ ` )」

と話しかけに行くも

「でも天和さん、遠いでしょう〜。ぜひ別の機会で行きましょうよ!」

と。。。

 

残念ながら断られた僕は、泣く泣く飲みに行かれるYさんを見送って残業し、20時ごろに帰宅。

友人と麻雀していると

「やあ。今飲み終わったよ。」

とMさん。

天:「お疲れ様です!もう終わったんですか?」

M:「そうそう、Yさん、わざわざこっち来てもらってるからね。」

天:「あ、そういえばそんなこと言ってましたね!どんな話をしました?」

M:「君がいなかったから、ちょっとシビアな話しちゃったよ〜」

天:「珍しいですね笑どんな話ですか?」

M:「(ここでは言えない書けないほのめかせない話を20分ほど)〜」

いつも通り、社会人1年目の僕が知らない世界の話をしてくださいました。そのとき話していたのは、会社の成長について。すかさず聞かれたのは

 

M:「天和君さ、資本主義ってなんだと思う?

 

「資本主義に生きる僕たちに求められること」とは。

天:「。。。余り物を作る世界だと思います。」

これが、20年ちょっとの僕の経験から導き出された答えだ。

余剰とは何だろう?最初は単純な意味だった。自分達の食べる分と翌年の収穫のために植える種以外の余った作物が余剰だった。余剰は将来への備えになるものだ。たとえば、嵐で作物が収穫できなかった場合に備えて小麦を溜めておいたり、翌年いつもより余分に種を植えるために作物を取っておいたりした。そうやって、昔の人は余剰を増やしていった。

〜(前段落より引用)〜

農作物の生産によって、初めて本物の経済の基本になる要素が生まれた。それが「余剰」だ。

-出典:父が娘に語る経済の話。-

あの質問から思い浮かんだのは、この質問。

M:「なるほど、悪くないね。その余剰というのは、現代では何?」

天:「お金だと思います。」

M:「そのお金がなかったらどうなる?」

天:「端的に言うと、死にます。資本主義では負けだと思います。」

M:「資本主義で勝つって、どう言うこと?」

天:「お金を稼ぐためのサービス・商品を生み出すこと、そしてそれを売る力を身につけることです。」

M:「そうだね。それはつまりどう言うことかわかるかい?」

天:「・・・成長ですかね。。。」

M:「そう。正解。」

M:「資本主義ってのは、成長の論理なんだ。成長しない奴が負けるやつ。成長するための努力ができない奴が負ける世界なんだ。だって、成長しないとどうなるんだっけ?死ぬんだよね。助けられても、その人の言いなりになるんだよ。だから私は、成長の可能性がない奴には話しかけない。わざわざ電話かけない。君はラッキーだよ?笑」

天:「ありがとうございます笑」

M:「じゃあその、「人の成長の可能性に必要な要素」ってなにか、知ってるかい?」

天:「それは、、、僕は身につけていると考えてもいいですか。。。?」

M:「そうだね。身につけているし、社長もYさんも身につけている。」

天:「・・・正直わかりません。」

M:「愚直に、素直に、目の前のことだけをやる力。だよ。目新しいことができる奴なんてほとんどいない。頭が良い奴なんてごまんといる。でも、これはやっぱり不思議なんだけど、なぜか愚直に、素直に、目の前のことができない奴が多いんだよな。君もそう思わないかい?」

天:「わかります。自分のタスクを優先する人なんか、その典型な気がしています。」

M:「よくわかってるね。それは間違いない。自分のタスクを優先するやつは『勝手にやっとけ』って感じだよね。言い方アレだけど人は腐るほどいるし、お前にはもう頼まねえよ、ってなるよね。これが上の考え方。」

M:「でも君は違うよね?お願いしたらメールとか先に返すじゃん、タバコも絶対付いてくるじゃん。それを君がわかってやっているとは思わない。センスだと思う。君の。」

天:「酔っ払ってますよね笑でも、お褒めいただきありがとうございます!」

〜そこからまたここでは書けない話を20分ほど〜

 

だから僕は成長したい。

なんとなく思っていた、「僕は意識高い系なんだな」という思いは、Mさんの教えによって大きく変わった。

意識高い系は、本能なんだ、と。「成長しなかったら死ぬ」資本主義社会を生きる人間として、当たり前の感情・行動なんだと。

 

先の見えない未来で成功するために、成長するために、僕は明日も仕事を頑張るのだ。

 

今日の学び

  1. 資本主義は、成長の論理。成長なき者に明日はない。
  2. 成長する人の要素は、愚直で、素直で、目の前のことを集中して遂行できる力だ。